Waveski

Double Blade Paddle Surfing

ウェイブスキーは、座って乗るタイプのサーフィン用パドルボードです。
立って乗るパドルボードがSUP(Stand Up Padddle Board)なら、
さしずめウェイブスキーはSOP(Sit On Paddle Board)といったところです。

ウェイブスキーは、座って乗るタイプのサーフィン用パドルボードです。
立って乗るパドルボードがSUP(Stand Up Padddle Board)なら、
さしずめウェイブスキーはSOP(Sit On Paddle Board)といったところです。

What's Waveski?

あまり馴染みのない人の方が多いサーフクラフト(波乗り用の乗り物)ですが、
ウェイブスキーならではの魅力も沢山あります。
似たもの、違いの解りにくいもに サーフカヤックとサーフスキーがありますので、
まずはそれらとの共通点や違いを簡単に説明します。
 

ウェイブスキー:サーフカヤック

  • サーフカヤックは波乗り用のカヤックで、用途は基本的にウェイブスキーと同じです。
  • ボードの上に座るウェイブスキーに対して、サーフカヤックは基本的にコックピットの中に入るタイプを指します。
  • 一番の違いは成り立ち・生い立ちです。川で使う機敏なタイプのカヤックを、海での波乗りにより適した形に改造していったのがサーフカヤックで、サーフボードを元に、座って漕ぐのに適した形に改造していったのがウェイブスキーです。
 
現在ウェイブスキーとサーフカヤックは性能もシルエットも接近し、裏から見たらどちらかわからないほどですが、この写真はウェイブスキーです。
 

ウェイブスキー:サーフスキー

  • ウェイブスキーもサーフスキーの一種という捉え方もありますが、サーフィン用に特化したものがウェイブスキーと呼ばれ、通常サーフスキーと言うと、ライフセーバーなどが乗る主にスピードを競う競技に使用するスキー(オーストラリアではコックピットに入らないカヤックのような乗り物をスキーと呼びます)を指します。
  • SUPに例えれば、サーフィン用ボードとレース/ツーリング用ボードとの違いのような感じです。
 
大きな写真がサーフスキー、下の小さな3枚がウェイブスキーです。
 

その他、ウェイクボードとも名前がなんとなく似ているので間違われやすいのですが、これとは全くと言って良いほど共通点はありません。


生い立ち・現状

Merv Larsonの最も初期のウェイブスキー

生まれたのは1960年代中頃のカリフォルニアで、元々サーフィンもカヌーもやっていた人が作ったようです。自分もそうなので、作ってみたくなった気持ちは良く解ります。
しかし、その後に発展したのは北米よりもオーストラリアで、現在もオーストラリアや南アフリカなどの南半球、またはフランス(フランスではカヌー・カヤックの1種目として認定されていて、国からも競技振興のための予算が結構下りるといった羨ましい事情があるようです)やイギリスなどの方がポピュラーになっています。
日本に入ってきたのは80年代、バブル期に向かっている頃、何事も活気があったような時代に入ってきて、何度か流行るだろうと言われつつ、正直に言って結局一度も流行ることもなく、かと言って全く消えてしまうこともなく、細々と続いている状態です。


Why

ウェイブスキーには、体が正面を向いているので立つサーフボードのように左右が異ならない、視線が低い、パドルがあるからテイクオフが早くて楽、パドルを使ってコントロールができるなどなど、利点や魅力を挙げれば他にもまだまだあります。
しかし、ショートボード、ロングボード、SUP、ニーボード、サーフカヤック、ボディーボード、サーフマット、或いは体だけ(ボディーサーフィン)など、波に乗る手段や方法は色々ありますが、各々に魅力や利点があり、全てが楽しいと思います。自分の感性に合ったものを選べば良いだけです。

ウェイブスキーと同様、正面を向いて波に乗るニーボード。
パドルではなく、足ヒレをつけて、テイクオフしたらボードの上に正座スタイル。
 
どれが一番優れているとか楽しいとか甲乙をつけるようなことなど全くナンセンスです。
他の方法でもサーフィンをするのに、 何故ウェイブスキーをやるのかと言えば、具体的に上手く説明することができないのですが、理屈ではなく、 ウェイブスキーならではの楽しさを感じる瞬間があるからです。
現在は動画サイトで様々なライディング映像を簡単に観ることもできます。それらを観て魅力を感じたり、ピンと来るものがあったら、是非やってみてください。

できる人にはこんなこともできてしまうウェイブスキーですが、こんなことができなくてもレベルに応じて波乗りが十分楽しめるのがウェイブスキーです。

Where

ウェイブスキーは波乗りですから、サーフィンに適した波の立つ場所でやることになります。
 
先にお断りしておきますが、以下の文章は正しく読んでいただかなければ、とんでもない誤解を受ける可能性があります。斜め読みや、先入観に従った解釈の仕方で読み進むなど、いい加減な読み方をされるなら、むしろ目を通さないでください
安全管理ができるか否か、ルールやマナーを守ることができるかどうかは、本来サーフクラフトの種類の問題ではなく、個人の技術力や知識、モラルの問題です。「〇〇に乗る者」としてひとくくりにするのは間違いです。そして、公の海で、ここで何をして良いとかいけないなどを誰かが勝手に決めて良いもわけなどないのですが、ローカルルールでSUPサーフィンを禁止とするサーフスポットは増えてきている(SUPよりマイナーなウェイブスキーは名指しされていませんが)ようです。安全を考慮してのことだと思います(と信じたい)が、本来自由を愛するはずのサーファーが自主規制を設けたり、「禁止」などという言葉を使うなど、非常に残念な話であると思います。
しかし、確かにルールもマナーも守れないモラルのない輩(乗り物の種類を問わず)は存在しますので、反面、腹が立つ気持ちも追い出したくなる気持ちも十分理解できます
それは決してパドルサーファーに限ったことではないのですが、異色なものは目立ってしまうし、ヒトという動物には本能的に異質なものを嫌い、排他しようとするような性質も備わっています。ルール違反やマナー違反など何か間違いをすればもちろん、本当はとばっちりを食らっていたとしても、事故などあれば、「違うモノ」を排除するための絶好の機会となり、ここぞとばかりに槍玉に挙げられやすいのです。
動物の本能的な性質まで変えることなどできません。どっちが正しいと白黒つける問題でもないように思います。
他のサーファーで混雑している場所や、地元のサーフクラブなどがパドルサーフィンは禁止と言っているようなサーフスポットでウェイブスキーをするのは絶対にヤメましょう。逃げや諦めではありません。トラブルになっても不愉快なだけだからです。対立するのでも逃げるのでも媚びを売るのでもなく、頭とパドルを使いましょう
パドルを持ったサーフクラフトは、素手でパドリングをするサーフボードより移動に関して有利です。空いたところまで漕いで行けば良いのです。一番波のクォリティーの高いスポットで、嫌な空気の中でなかなか波を取れなくて時間を費やすより、多少波のクォリティーが落ちたとしても、人のいないところまで漕いで行って、のびのびとサーフィンする方が、実際波に沢山乗れるし、気持ちも良いものです。せっかく移動に有利なパドルがあるなら、その方が間違いなく得策です。
また、ウェイブスキーやサーフカヤックで一人が起こした事故やトラブルやマナー違反が、ウェイブスキーとサーフカヤックをする人皆(他のサーファーにはウェイブスキーとサーフカヤックはほとんど区別がついていません)の迷惑になってしまいます。そうしたことへの自覚を持って行動することも大切です。


Whom

やりたいと思った人がやれば良いだけで、誰だってできます。ただしウォータースポーツですから、泳げない人は泳力や体力の問題ではなく、気持ちの問題で危険です。
 
カヤックをやっていた人が波乗りをしたいと思った場合には、馴染みやすく、パドルの使い方を知っていれば有利なのも事実です。
しかし、サーフィンにはルールやマナーがあり、また、他のサーフクラフトとは視点や視界も各々異なります。
まずは一般的なサーフィンのルールやマナーを学んでからフィールドに出なければならないのは当然ですが、なるべくなら一番多い普通のサーフボード(ショートボード、ロングボード、ファンボードなどの種類は問わず)も経験しておくことをお勧めします。周りの人の気持ちも理解でき、逆に改めてウェイブスキーの魅力を再発見することなどにも繋がると思います。
 
元々サーフボードでサーフィンをしていた人で、カヤックの経験のない人は、静水でパドリングを練習し、パドル操作を覚えてから波乗りをしましょう。そうしないと自分にも周囲にも危険です。
「SUPやウェイブスキーは大きくてコントロールが効かないから危険」といったようなことを言う人がいますが、それは全くの誤解です。それはパドル操作が未熟な場合の話で、本人も全くパドル操作を解っていない人から出る意見です。しっかりとしたパドル操作を習得していれば自分の乗った乗り物を自在に操ることができることは、例えばカヌースラロームの競技を見れば一目瞭然です。確実なパドル操作を習得すれば、パドルサーフクラフトは細かな操作ができるため、むしろ周囲に対しても安全な乗り物です。
 
カヤックもサーフィンもどちらの経験もない人は、まずは静水でパドリング技術の習得、そしてサーフィンについて学んでから、といった順序になります。


How

やってみたいと思った人、ボードや道具が欲しい人は、メールでお問い合わせください。
以前はボードも在庫をしていたのですが、現在は基本的にご注文を頂いてからオーストラリアなどのメーカーに発注しています。